学資保険の選び方

子供が生まれるとまず初めに検討する保険用品は「学資保険」だと思います。そこで学資保険に加入しようとインターネット等を活用していろいろ調べ見ても種類が多すぎて迷う方がほとんどだと思います。

学資保険の真の目的は「子供の学費の為の貯蓄」です。学資保険なら何でもいいや!と思っていませんか?お金を貯める事ができればどこの学資保険でも同じだと思っていませんか?

学資保険は商品内容や保証内容によっては元本割れしてしまったりして大きく損をしてしまう事も良くあります。学資保険を適当に選んでしまい後悔していると言う人も少なくはありません。

せっかく子供の為に10年以上もコツコツと毎月積立てをしていたのに「元本割れ」してしまうと後悔しか残りませんよね?

元本割れとは、簡単に言いますと払込み保険料よりも満期時に受け取る保険金が少なくなってしまうという事です。

例えばですが、毎月1万円の学資保険を子供が0歳の時から18歳になるまで加入したとします。年間12万円の18年間ですから216万円積立てる事になるのですが、満期時に200万円しか受け取れないと言うような場合です。この場合だと16万円も損をした事になります。

その他は、保険金の受取り時期の違いで使いたい時に使えなかったと言うような事例もあります。

学資保険は、保証内容や商品内容さえしっかりと選択すればとても有効な保険商品なのでおすすめできるのですが、何も考えずに適当に学資保険を選んでしまうと上記の例のようにもなり兼ねないので注意が必要なのです。

ですから、正しい学資保険を選択する為の予備知識の為に、以下では学資保険の選び方について解説していきたいと思います。しかし、以下で解説する内容は、あくまでも学資保険の基礎知識になりますので、実際に学資保険い加入される際は、専門知識のあるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するようにしましょう。

最近ではスマホやパソコンさえあれば、気軽に保険の無料相談ができるサービスがありますので、そちらを活用してみてはいかがでしょうか?

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学資保険を選ぶときの注意点

まず学資保険を選ぶときの注意点から解説していきます。学資保険を選ぶときは、まずは以下の点を意識するようにしましょう。

  • 学資保険に加入する目的を明確にする
  • 保険商品をしっかり比較して自分たちにとってお得な物を選ぶ

学資保険の目的は、あくまでも「子供の学費の為の貯蓄」です。まずはこの目的をしっかりと理解する事が重要です。なぜなら、学資保険と言っても余計な特約や保険が付いている商品がたくさんあって、それらが付いている事によって元本割れしたりするからです。

ですから、保険販売員の口車に乗って余計な保証等が付いている学資保険を選択しないように注意が必要なのです。

それから、複数の保険会社の学資保険をしっかりと比較して、自分たちのライフスタイルに合った学資保険で、一番お得な商品を選ぶ事が重要です。つまり、他人は他人という事です。学資保険は無理のない範囲で加入する事が絶対条件になりますので、各家庭によって合っているかどうかが変わります。

しっかりと保険商品の保証内容等を比較した上で自分たちに一番メリットがある学資保険を選択しましょう。

学資保険を選ぶときは加入する目的を明確にする

学資保険を選ぶときは「目的を明確にすること」がポイントとなってきます。お金を貯めると言う点ではみなさん同じなのですが、「どれぐらい貯めたいのか」「いつまでに貯めていつ必要なのか」と言う点を明確にしなければなりません。

この2点を明確にしなければ学資保険選びは苦戦する事になります。ですから、とりあえず以下の中から自分に合っている目的を見つけてみてください。

  1. 中学・高校・大学に進学するタイミングでお金を細かく受け取りたい
  2. 大学は私立に行かせたいのでそれまでに学費を貯めておきたい
  3. 目的は決まっていないが子供の学費の為に貯蓄したい

学資保険に加入する方の多くは、上記の3点の様な目的がほとんどだと思います。上記目的に応じた学資保険について解説していきますので、是非参考にしてみてください。

学資保険を選ぶ前に、子供の学費について幼稚園から大学卒業するまでにどれぐらい必要なのかをチェックしてみてください。

参考:子供の学費はいくらかかるのか?幼稚園から大学までに必要なお金

①中学・高校・大学に進学するタイミングでお金を細かく受け取りたい

中学校、高校と私立に通わせる場合は、それなりの学費が必要になります。中学校だと2.9倍、高校だと2.5倍も効率に比べると学費が高くなります。ですから、その時の為に備えてその都度お金を受け取りたいと言う方も少なくはないのではないでしょうか。

学資保険の中には、給付金を細かく受け取る事ができる商品もあります。ただし、受け取る事ができるタイミングは、子供の年齢で決まっている場合が一般的なので、契約する際は具体的に「いつ」受け取れるのかを確認するようにしましょう。

ただし、給付金を早く受け取ればその分受領額も減ってしまうので、中学校と高校の学費に関しましては、別の貯金で支払えるのであればそちらを利用して、給付金の受け取りはできるだけ置いておいた方が良いでしょう。
【A社の学資保険の例】
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契約者/対象者 30代男性/子供0歳
毎月の保険料金 15,000円
保険料払い込み期間 18歳まで
受取り給付額 3,500,000円
返戻率 108.0%

上記の学資保険の例で考えると、小学校を卒業して中学校に進学する時に80万円、中学校を卒業して高校に進学する時に80万円、高校を卒業して大学に進学する時に残りの190万円を受け取るような形になります。

毎月15,000円の保険料なので年間180,000円になります。180,000円を18歳まで毎年払い続けるので、総支払い額は3,240,000円になります。

つまり、学資保険に加入して18年間毎月15,000円支払い続ける事で、最終的には260,000円増える事となり、払込み保険料に対して返戻率(戻り率)108.0%と言う事になるのです。

②大学は私立に行かせたいのでそれまでに学費を貯めておきたい

学費の中で最もお金が必要なのは大学の学費になります。特に私立の大学に進学するとなると4年間で500万円以上もの学費が必要になってくるのです。特に私立でも理系になると1000万円近くの学費が必要になりますので、それまでにしっかりと貯蓄しておかなければなりません。

小・中・高は公立でも、大学だけは私立に通わせてあげたいと言う親も少なくはないのではないでしょうか?そのような場合は、大学の初年度に照準を合わせて給付金をゥ家とる事ができる学資保険に加入するようにしましょう。

因みにですが、私立大学に通う際の初年度に必要なお金は軽く100万円を超えてきますので、その時が来ても慌てる事の無いようにしっかりと貯蓄しておきましょう。
【B社の学資保険の例】
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契約者/対象者 30代男性/子供0歳
毎月の保険料金 17,680円
保険料払い込み期間 18歳まで
受取り給付額 4,200,000円
返戻率 109.9%

上記の学資保険の例で考えると、高校を卒業して大学に進学する時に420万円を受け取るような形になります。

毎月17,680円の保険料なので年間212,160円になります。212,160円を18歳まで毎年払い続けるので、総支払い額は3,818,880円になります。

つまり、学資保険に加入して18年間毎月17,680円支払い続ける事で、最終的には約38万円増える事となり、払込み保険料に対して返戻率(戻り率)109.9%と言う事になるのです。

③目的は決まっていないが子供の学費の為に貯蓄したい

目的は決まっていないが、子供の学費の為にお金をためておきたいと言う場合も学資保険はとても有効です。特に自分でお金を貯めるのが苦手だと言う方は、学資保険を活用した方が良いでしょう。

このような目的が明確ではない場合は、上記で紹介したA社の学資保険タイプがおすすめです。こちらの学資保険でしたら、子供がある年齢に達した時点で、その都度給付金を受け取る事ができるからです。

このような学資保険の場合は不測の事態に対応できるので、おすすめと言えるでしょう。ただし、上記でも解説した通り給付金を受け取ると、最終的に受け取る受給額の合計が減ってしまう事もありますので注意が必要になります。

加入する際はしっかりと保証内容や商品内容を確認して、分からない事がある場合は専門家であるFPに相談するようにしましょう。

特約で医療保険を付けると学資保険が元本割れしてしまう

学資保険の種類はさまざまで、各保険会社によっても保証内容等が異なります。子供の為に学資保険い加入する親のほとんどは、「病気やケガ」の事も心配しています。そこで、医療保険も加入しようという事になると思うのですが、この場合学資保険とは別に医療保険に加入する事をおすすめします。

各保険会社の学資保険には「特約として医療保険を付ける事ができる」商品がありますが、特約として学資保険に医療保険を付けてしまうと、元本割れしてしまう可能性が非常に高くなってしまいます。

なぜなら、「特約として付ける医療保険にも保険料が発生している」からです。

つまり、払込み保険料よりも実際に受け取る給付額が少なくなってしまい「元本割れ」する可能性が高くなるからです。

子供の場合はある一定の年齢までは医療費が軽減される「医療費助成制度」があるので特約として医療保険を付けるメリットがありません。医療費助成制度に関しましては、各市区町村によって対象となる子供の年齢が異なりますので確認が必要です。また、自己負担があるところと無いところにも分かれますので事前に確認しておきましょう。

最近では特に少子化問題が原因で、少子化対策や子育て支援を目的として高校に入学するまでは医療費が無料と言う市区町村もあるぐらいです。子供が生まれる予定がある方や、引っ越しを検討中の方は引っ越し先の市区町村の医療費制度等をしっかり確認するようにしましょう。

そちらを確認してからでも医療保険に加入するのは遅くはないので、まずはお住まいの地域の医療費制度について確認するようにしましょう。

全国主要都市の子ども医療費助成制度一覧

自治体 対象年齢 所得制限 自己負担
札幌市 中学校卒業まで あり あり
仙台市 中学校卒業まで
(通院は小3まで)
あり あり
さいたま市 中学校卒業まで なし なし
千葉市 中学校卒業まで
(通院は小3まで)
なし あり
東京都23区 中学校卒業まで
(千代田区は高卒まで)
なし なし
川崎市 中学校卒業まで
(通院は小1まで)
あり なし
横浜市 中学校卒業まで
(通院は小1まで)
あり なし
相模原市 中学校卒業まで
(通院は小3まで)
なし あり
新潟市 中学校卒業まで
(通院は小3まで)
※子供が3人以上いる世帯は高卒まで
なし あり
静岡市 中学校卒業まで なし あり
浜松市 中学校卒業まで なし あり
名古屋市 中学校卒業まで なし なし
京都市 小6まで なし あり
大阪市 中学校卒業まで あり あり
堺市 中学校卒業まで なし あり
神戸市 中学校卒業まで あり あり
岡山市 中学校卒業まで なし なし
広島市 中学校卒業まで あり あり
北九州市 中学校卒業まで あり あり
福岡市 小6まで なし なし
熊本市 小3まで なし あり

以上が各市区町村が行っている「医療費助成制度」の内容になります。自己負担に関しましては通院はありでも入院はなしと言う場合もありますので、詳細内容に関しましてはお住まいの地域の各自治体に確認するようにしてください。

学資保険の選び方のポイント

学資保険の種類はたくさんありますが、学資保険の選び方のポイントとしましては、「返戻率」を確認するという事です。返戻率とは払込み保険料に対して戻ってくるお金の料率の事を言います。

簡単に言いますと、将来満期の時期に一番お金が多く貰える学資保険を選ぶという事です。長期間に渡って学費の積立てをしていくわけですから、できるだけ条件の良い学資保険に加入する事が大切なのです。

以下では、返戻率の計算方法から、返戻率を増やす方法をご紹介していきたいと思います。

学資保険の返戻率の計算方法

返戻率とは、払込み保険料に対して満期時に給付される保険金の戻り率の事を言います。この返戻率が高ければ高いほどお得な学資保険という事が言えます。

受取り給付金(満期金・祝金・学資年金等)÷保険料払込み総額×100=返戻率(%)

上記が返戻率の計算式になります。

契約者/対象者 30代男性/子供0歳
毎月の保険料金 15,000円
保険料払い込み期間 18歳まで
受取り給付金 3,500,000円
払込み保険料総額 3,240,000円

上記の内容の学資保険の場合の返戻率は以下のようになります。

15,000円×12ヶ月×18年=3,240,000円

350万円(給付金)÷324万円(払込み保険料)×100=108.0%(返戻率)

上記の例の場合だと返戻率は108.0%で、満期時には26万円も多く給付金を受け取る事ができるようになっているのです。

学資保険はこの返戻率が高ければ高いほどお得な商品にありますので、学資保険を選択する際は返戻率に注目するようにしましょう。最近では返戻率が10%を超える学資保険もありますので、しっかりと確認するようにしましょう。

学資保険の返戻率を上げる方法

学資保険は返戻率が高ければ高いほどお得な商品です。学資保険の種類はさまざまですが、実は契約の仕方によって返戻率が変動しますので、ここでは返戻率を上げる方法をご紹介していきたいと思います。

学資保険でもその他の保険でも契約時に支払い方法を選択する事になります。基本的には毎月の引き落としと言うかたちが一般的ですが、「年払い」と言う支払い方もあるのです。あまり知られていないのですが、実はこの年払いをする事によって「保険料の払込み総額が減り、なお且つ返戻率が上がる」のです。

契約者/対象者 30代男性/子供0歳
毎月の保険料金 12,500円(毎月払い)147,225円(年払い)
保険料払い込み期間 18歳まで
受取り給付金 3,000,000円
払込み保険料総額 2,700,000円(毎月払い)2,650,050円(年払い)
【保険料毎月払いの場合】
12,500円×12ヶ月×18年=2,700,000円(払込み保険料総額)

3,000,000円÷2,700,000円×100=111.1%(返戻率)

【保険料年払いの場合】
147,225円×18年=2,650,050円(払込み保険料総額)

3,000,000円÷2,650,050円×100=113.2%(返戻率)

上記の通り、毎月払いと年払いとでは年払いの契約にした方が返戻率が高くなりお得になります。

毎月払いの払込み保険料の総額が2,700,000円に対して、年払いの場合の払込み保険料総額は2,650,050円なので49,950円も安くなり、さらに返戻率も毎月払いが111.1%なのに対して、年払いの方は113.2%と、2%も高くなっていることが分かります。

同じ学資保険に加入するのでしたら、少しでもお得に加入した方がいですよね。もし年払いで学資保険に加入する余裕があるのでしたら、払込み保険料総額が安くなりますし返戻率モ高くなりますので、年払いの契約がおすすめになります。

その他にも、学資保険の保険料を短期的に支払う方法や一括で支払って返戻率を上げると言う方法もあります。また、保険会社によってはクレジットカード払いを選択できるところもあり、クレジット払いを利用する事でポイントを貯めると言う方法等もあります。

いずれにしても、学資保険は1種類だけではなくたくさんの種類が合って、各保険会社によって保証内容が全く異なりますので、専門家であるFPに相談する事をおすすめします。

少し長くなりましたが、学資保険はたくさんの種類があって冒頭でも述べましたが商品の選択を失敗すると大損をしてしまう事も良くあります。学資保険で損をしない為にも、上記で学資保険の選び方について解説してきましたが、最終的にはFPに相談する事をおすすめします。

上記で解説してきた学資保険の選び方については、あくまでも基本的なものになりますので、各家庭の状況や保証内容によっても選ぶべき学資保険が異なってきます。ですから、これから学資保険に加入しようと言う方は、保険の専門家でもあるFPの方に相談してみてはいかがでしょうか。

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