生命保険は必要なのか?加入する前に確認しておくべきポイント

生命保険に加入している人はたくさん居ます。むしろ生命保険に加入していない人の方が少ないのではないでしょうか。

生命保険は加入する人の条件や考え方、家族構成によって必要性が異なります。生命保険を必要としているからこそ加入者が多いのですが、必ずしも必要なのかと言うとそうでもない場合も実はあるのです。

生命保険は加入してから死ぬまでの間、払い続けていかなければならないものなので、しっかりと検討してから本当に自分に必要な物なのかを検討してから加入するようにしましょう。

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生命保険は本当に必要なのか

2016年現在は、生命保険加入者は日本の全人口の内9割と言われております。この中には本当に必要性を感じて生命保険に加入している人も居れば、何となく契約していると言う人も居ます。

特に知人や友人にすすめられて生命保険に加入している人や、親に言われるがまま加入している人も少なくはないのではないでしょうか?

生命保険は、加入していて損をする事はほとんど無いのですが、必ずしも万人が必要と言う訳でもございません。そこで、生命保険の必要性について解説していきたいと思います。

生命保険とは

私達が何気なく送っている日常生活の中には、さまざまな危険が潜んでいます。例えば交通事故等による死亡や病気、何らかの事故が原因による怪我、突然の介護等の予期せぬ出来事で経済的に苦しくなったり、生活が困難になったりする事があります。

このようないつ自分の身に降りかかるか分からない出来事が、万が一起きたとしても生命保険に加入していれば、まとまったお金が保証されるので安心する事ができます。

生命保険はこのような予期せぬ出来事が起こった時に自分や自分の家族を守る為の生活保障の1つの手段なのです。ですから、自分や大切な家族に必要な保証内容を明確にし、それぞれの目的に合った生命保険に加入する事が重要になってくるのです。

生命保険は人に言われたから入るのではなく、自分たち家族に必要だからこそ加入するもので、知人や友人、両親、または保険販売員に言われるがまま契約するものではありません。

生命保険に加入する際は、必要最低限の知識を身に付けて、自分たち家族に適した生命保険に加入するようにしましょう。

生命保険の仕組みについて

生命保険とは、「たくさんの加入者が公平に保険料を負担し合い、いざと言う時に給付を受ける事ができる、たくさんの人による助け合い(相互扶助)の仕組みで成り立っている」保証サービスです。

保険はさまざまな種類がありますが、何の役にも立たない保険は一切ないのです。医療保険等も同じ仕組みで成り立っています。

もし、何かしらの保険に加入していて、何の役にも立っていないという事があるのであれば、それは保険の選択ミスであったり、本当に自分に必要な保険を理解していないと言う事になります。

また、勘違いをしてただ保険に加入しているだけで全く役に立っていないと言う場合も良くある話です。保険は、あくまでも自分や家族を守る為のもので、目的に合ていない保険は何の役にも立たないのです。

ですから、これから生命保険に加入しようと検討中の方は、まずは保険の基本部分を理解する事が重要になってきます。保険の基本部分を把握したうえで、生命保険に加入する事をおすすめします。

生命保険はなぜ必要なの?

生命保険は、自分の身に万が一の事が合った場合に備えて家族の為に加入するものです。若くして死亡する事は稀ですが、万が一交通事故等に巻き込まれて自分の身に何か起こってしまった場合は、残された家族は生活していけるのでしょうか?

生命保険に加入していない場合は、保証が全く無い訳ではなく、ありがたい事に日本の社会保障制度は充実しているので一定の保証は受けれる仕組みになっています。

しかし、それだけでは十分に生活を送っていけるだけの保証はないのです。こんな時に役に立つのが「生命保険」なのです。生命保険にさえ加入していれば、自分の身に万が一の出来事が起こったとしても、残された家族の方はなに不自由する事なく十分な生活を送る事ができるのです。

ですから、特に家族がある方の場合は、生命保険が必要になってくるでしょう。

生命保険が不要な場合

上記で生命保険の必要性について解説してきましたが、中には生命保険が不要な人も居ます。生命保険は全ての人に必ず必要なのかと言いますとそうでもないのです。

どういう事かと言いますと、生命保険は万が一の時に役に立つものなのですが、万が一の事態が起こったとしても何の問題もなく生活していけるのでしたら生命保険に加入する必要は無いのです。

例えばですが、「資産家で自分が死んでも残された家族は十分に生活していける人」や「生命保険以外の保証制度で十分対応できる人」は、生命保険に頼る必要が無いのです。

また、家族や身寄りがない人は生命保険に加入しても、受取人が居ないので加入する必要は無いのです。

このような状況の人は、生命保険に加入する必要はありません。

生命保険以外の保証制度について

生命保険は病気や事故で死亡した時の備えに加入するものですが、生命保険以外にも死亡した際に保証を受ける事ができる事をご存知でしょうか?

以下では、生命保険以外の保証制度について解説していきたいと思います。

会社の福利厚生による保証

勤めている会社にもよるのですが、会社員である以上は福利厚生で社員が死亡した場合は、残された遺族に給付金が支払われます。それから、退職金制度がある会社の場合は、死亡退職金として退職金の支払いを受ける事ができる場合もあります。

自分が死んでから残された家族の方が、上記のような内容を確認するのは困難なので、予め会社の保証制度について確認しておくようにしましょう。

遺族年金による保証

遺族年金と言う言葉を聞いた事があると思いますが、遺族年金とは、一家の大黒柱であるご主人が死亡した際に、残された遺族に支払われる公的年金制度の一つです。

遺族年金だけでは、残された家族の一生の生活を賄う事は厳しいのですが、生活費の基盤となる事は間違いありません。遺族年金の受給額は、加入している社会保障制度や家族構成によって異なりますので、念の為確認しておいた方が良いでしょう。

国民年金ご加入の方の遺族年金の受給額

平均標準
報酬月額
配偶者のみ 配偶者と子1人 配偶者と子2人 配偶者と子3人
200,000円 0円 1,004,600円 1,229,100円 1,303,900円
300,000円 0円 1,004,600円 1,229,100円 1,303,900円
400,000円 0円 1,004,600円 1,229,100円 1,303,900円
500,000円 0円 1,004,600円 1,229,100円 1,303,900円
600,000円 0円 1,004,600円 1,229,100円 1,303,900円

厚生年金ご加入の方の遺族年金の受給額

平均標準
報酬月額
配偶者のみ 配偶者と子1人 配偶者と子2人 配偶者と子3人
200,000円 246,645円 1,251,245円 1,475,745円 1,550,545円
300,000円 369,968円 1,374,568円 1,599,068円 1,673,868円
400,000円 493,290円 1,497,890円 1,722,390円 1,797,190円
500,000円 616,613円 1,621,213円 1,845,713円 1,920,513円
600,000円 739,935円 1,744,535円 1,969,035円 2,043,835円

共済組合ご加入の方の遺族年金の受給額

平均標準
報酬月額
配偶者のみ 配偶者と子1人 配偶者と子2人 配偶者と子3人
200,000円 295,965円 1,300,565円 1,525,065円 1,599,865円
300,000円 443,948円 1,448,548円 1,673,048円 1,747,848円
400,000円 591,930円 1,596,530円 1,821,030円 1,895,830円
500,000円 739,913円 1,744,513円 1,969,013円 2,043,813円
600,000円 887,895円 1,892,495円 2,116,995円 2,191,795円

以上のように、遺族年金は加入している社会保障制度や家族構成によって大きく異なります。ですから、自分が加入している社会保障制度を元に上記を参考にして遺族年金の受給額をある程度把握しておきましょう。

上記はあくまでも一例で、年度によって変更される場合もありますのでご注意ください。

住宅ローンに付属する団体信用生命保険による保証

住宅を購入する際に必ず加入しないといけないのが「団体信用生命保険」です。通称「団信」と言われていますが、団体信用生命保険に加入する事で、万が一の出来事が起こった場合は住宅ローンの残債額の支払い義務が免除されるのです。

つまり、住宅ローンの名義人のご主人が死亡した場合は、残りの住宅ローンを支払わなくても良いという事です。

住宅ローンの商品を扱っているほとんどの金融機関で住宅ローンを組む場合は、団信の加入が条件となっています。逆にこの団信に加入できなければ住宅ローンを組む事はできないのです。

なぜなら、団信に加入できないと言うことは不健康な状態にあり、いつ死亡してもおかしくないような状態に在るという事だからです。しかし、健康体である場合は、団信の審査も普通に通りますので住宅ローンの審査も問題なくクリアする事ができるのです。

この団信に加入する事で、ご主人が死亡した場合でも残された家族の住居は確保する事ができるので安心という事なのです。

それぞれのライフステージによって必要な保証は異なる

生命保険はそれぞれの年齢や家族構成によって加入するべき保証内容が変わってきます。そして、人生の節目にも保険の見直し等が必要になってくる事もあるでしょう。

生命保険は、それぞれのライフステージに合わせて加入する事が必要になり、なお且つ変化に合わせて見直しをしていく必要もあるのです。

それでは、それぞれのライフステージに応じた保険内容を確認していきましょう。

独身の方が生命保険に加入する場合

独立したての独身の方の場合は、今後の生活スタイルがどのように変わっていくのかが未知数なので、初めからガチガチの生命保険に加入する必要は無いと思います。

将来的に結婚や出産を控えている事はほぼ間違いないので、貯蓄型の保険等がおすすめになります。また、事故や病気で入院した際の医療保険なども重要になってきますので加入しておいた方が良いでしょう。

死亡保障を付けるかどうかの問題もありますが、家族が無い内は葬儀代程度の死亡保障で十分なのではないでしょうか。

死亡保障で300万円程のものを付けておいて、入院した際に保証が降りる医療保険と、将来に向けて貯蓄型の保険に加入すれば十分なのではないでしょうか。

子供がいない夫婦の場合

新婚さんでまだ子供がいない夫婦の場合は、万が一の出来事が起こった時にパートナーに迷惑をかけない為にも必要最低限の医療保険等にははいておいた方が良いでしょう。また、貯蓄型の保険にも加入していると、将来子供ができた時の備えにもなりますのでおすすめです。

子供が生まれた場合

子供が生まれた時が最も保険が必要になる時期ではないでしょうか。自分の身に予期せぬ出来事が起こった際に生命保険に加入していない場合は、残された家族が路頭に迷ってしまう事にもなり兼ねません。

特に、ご主人の身に万が一の事が起こってしまった場合は大変な事になりますので、高額な脂肪保証が必要になるでしょう。また「定期保険」や「収入保障保険」等に加入しておくとより安心なのではないでしょうか。

それから子供が生まれた時は、ご主人の生命保険の見直しと、生まれてきた子供の将来の学費の為に貯蓄型の保険や、学資保険に加入しておいた方が良いでしょう。子供が成長するに連れて、いろいろと費用がかさんでしまいます。

ですから、長期的な収支バランスを考えて計画を立てていかなければなりません。このように考えていくと、保険で全てを保証したくなると思いますが、生活に支障を来すようであれば、保険に加入する意味がありませんので、バランスを考えていろいろな保険に加入する事をおすすめします。

と言っても、保険の知識が無い方がバランスを考えて保険を利用する事は難しいですよね。このような時にこそFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するべきなのです。保険は生命保険以外にもたくさんあるので、それぞれをバランスよく優先順位を決めて加入する必要があるのです。

ですから、保険を含めた生涯設計の専門家であるFPに相談する事をおすすめします。

子供が独立した場合

大切に育ててきた子供が独立した場合は、今までの用意高額な死亡保証が付いている生命保険は必要ないでしょう。あくまでも、自分たちが死亡した際に、子供たちに迷惑をかけない為の葬儀費用や遺品整理等に必要な資金が給付される程度の生命保険で十分なのではないでしょうか。

このような場合は、一生涯保証される「終身保険」がおすすめです。それから相続対策としても保険を活用する事も可能なので、専門家であるFPに相談してみましょう。

と言っても、今まで継続して加入していた医療保険やがん保険に関しては解約する必要はございませんので、そのまま継続するようにしてください。また、医療保険等に未加入の場合は、子供たちに迷惑が掛かってしまう場合もありますので、加入しておいた方が良いでしょう。

以上のように生命保険は必ずしも必要と言う訳ではなく不要な方も世の中には少なからず居るという事です。十分な貯蓄がある場合は、生命保険に加入する必要はありません。

しかし十分な貯蓄が無い場合は、社会保障制度だけでは残された家族の生活は保障できませんので、家族の為に万が一の備えとして生命保険に加入するようにしましょう。

生命保険はあくまでも万が一の備えになりますので、不要だと言う考えの方は無理に加入する必要は無いのです。また、生命保険に加入する場合でも、無理な契約ではなく生活に支障を来す事の無いようにバランスを考えて加入するようにしましょう。

自分の家族を守る為の生命保険ですが、失敗しない為にも保険の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみるべきなのではないでしょうか。生命保険は自分たちのライフステージやライフスタイルによって適しているものが異なりますので注意が必要です。

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