医療保険は本当に必要?

医療保険の必要性について多くの意見がありますが、あなたは医療保険の必要性についてどう考えていますか?多くの方は医療保険が本当に必要なのか不必要なのか分からないままに加入していると思うのですが、医療保険は必要な場合とそうでない場合があります。FP(ファイナンシャルプランナー)の方でも医療保険は必要と言う人とそうでない人に分かれるぐらいです。

実際に医療保険に加入していて満足していると言う方も居れば、不満を感じていると言う人も居ます。ですから、医療保険に関しまして「必要な理由」と「不要な理由」について解説していきたいと思いますので、医療保険の加入で迷われている方、もしくは既に加入しているが不安に感じていると言う方は是非参考にしてみてください。

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医療保険が必要な理由

医療保険が必要な理由について解説していきたいと思います。医療保険は名前の通り万が一の病気や事故によるケガ等で治療が必要になったり、入院が必要になったりしたときに保険金を受け取る事ができる保険商品になります。

突然の病気等で高額な医療費が必要になるとき

病気によっては入院が必要になる場合とそうでない場合があります。万が一大きな病気にかかってしまった場合は当然入院する事になりますし、それなりの治療費が必要になってきます。このような時に医療保険に加入していれば治療費の心配をする事はありません。

治療費用は病気によって異なりますが、入院費も併せるとかなりのお金が必要になります。また、入院する日数によっても必要なお金は大きく変わってきます。

乳がん 約17日
肝臓がん 約23日
胃がん 約27日
肺がん 約27日
糖尿病 約38日
肝硬変 約40日
高血圧疾患 約46日
白血病 約52日

上記は病気別の平均入院日数になります。あくまでも平均日数なのですが、入院日数が長くなれば長くなるほどそれだけんみゅういん費用はたくさん要る事になります。そこにプラス治療費も必要になりますので、このような場合は医療保険に加入しておいた方が良いでしょう。

今まで貯めた貯蓄を切り崩さないといけない

医療保険に加入していない場合は、上記のように病気やケガで入院した場合は、全て実費で支払わなければなりません。つまり、毎月コツコツ積立てをしているお金を治療費や入院費で切り崩さなければならなくなると言う事です。しかし、医療保険に加入している場合は貯蓄を守る事ができるのです。

このように考えると医療保険に加入しておいた方が良いでしょう。

医療保険に加入していると精神的に楽になる

病気やケガによってはいつ退院できるかわかりません。入院日数によって治療費や入院費が莫大にかかる事も考えられます。このようにいつ退院できるかわからないとなるとお金の問題等で精神的に疲れてしまいます。入院が長引くと仕事の関係もありますし、その間仕事ができないとなると収入も途絶えてしまいます。

しかし、医療保険に加入していると全額は医療費を補う事ができない場合もありますが、精神的にとても楽になります。

社会保障制度への不安が解消される

日本の社会保障制度が永遠に続くとは限りません。少子高齢化社会が進んでいる現在、将来的に社会保障の財源が問題になる可能性は非常に高いでしょう。そうすると現在のように「自己負担が3割」や「高額療養費制度」等の公的医療保険制度が廃止になる可能性もあるのです。

廃止にならないとしても今のような手厚い保証を受ける事ができなくなったり、自己負担が大きくなったりする可能性は考えられます。このような場合に医療保険に加入していると安心なのではないでしょうか。

医療保険が不要な理由

医療保険が不要な理由を解説していきます。日本の健康保険制度等はとても充実しているので医療保険が必要でないと考える人も少なくはありません。

健康保険制度の充実

日本では国民皆保険制度によって国民全員が以下のような手厚い医療保証を受ける事ができます。

  • 3割負担・・・健康保険証を病院窓口で提出すると医療費が3割負担となります。しかも高額療養費制度によって1ヶ月の医療費自己負担に上限があるので、医療費の自己負担が高額になりません。
  • 高額療養費制度・・・公的医療保険では窓口で70歳未満の現役世帯は3割負担となります。ただし、医療費が高額になってくる場合は、それだけ自己負担が大きくなってきますので、1ヶ月の自己負担の上限が定められているのです。ある一定額を超えた分の医療費に関しましては、高額療養費制度によって払い戻しを受ける事ができるのです。
高額療養費制度
例えば1ヶ月間に同一医療機関に支払った医療費総額が50万円(3割負担で15万円)だった場合、67,570円の払い戻しを受ける事ができます。治療費総額は50万円で、3割負担となり15万円なのですが高額療養費制度の恩恵で実質の負担額は82,430円となるのです。少し難しいので以下で計算方法をご紹介しますので参考にしてみてください。
  • 実際の負担額・・・80,100円+(500,000円-267,000円)×1%=82,430円
  • 支給される金額・・・150,000円-82,430=67,570円

医療費が抑えられているので貯蓄で補える

公的医療保険によって自己負担額が大幅に減っているので医療費が高額になりにくくなっています。ですから、少々大きな病気やケガをしたとしても貯蓄で医療費を支払えると言うのでしたら医療保険はそれほど必要性は無いのではないでしょうか。

生命保険文化センターの調べでは、入院費用1日平均が16,000円となっています。そう考えると30日入院した場合は480,000円程必要になり、この費用の中には治療費や食事代等も含まれています。貯蓄等で支払いができるのであれば医療保険に加入する必要はないでしょう。

保険料がもったいない

医療保険は掛け捨てになりますので、病気やケガが無ければ何の役にも立ちません。それなら、貯蓄をしておいた方が良いと言う場合もあります。月々の保険料はそれほど高額ではありませんが、長期的にかけると大きな金額になってきます。

例えばですが、毎月5,000円の保険料として20歳から60歳までの40年間医療保険をかけたとすると以下のようになります。

5,000円×12ヶ月×40年=2,400,000円

40年間医療保険を使う事がなければ2,400,000円ものお金を捨てたことになるのです。そう考えると、医療保険に加入せずに貯蓄しておいた方が良いと言う考え方もできるでしょう。

医療保険で全額補えない場合もある

加入している医療保険の保証内容にもよりますが、医療保険には支払い限度日数があり、その日数を越えた場合はその部分に関しましては給付金を貰う事ができません。つまり、入院日数が長引くと途中から給付金が支払われなくなる事もあると言う事です。

医療保険の場合は実費負担ではなく契約内容に該当した保証分しか支払われないので、医療費全てが保証されると言うわけではないのです。

結局医療保険は必要なの?

上記の医療保険が必要な理由と不要な理由を見ていると、結局どっちなの?医療保険は必要なの?と疑問に思ってしまいますね。考え方は人それぞれで、医療保険に関しましては、必要な人とそうでない人が居ますので、以下を参考に自分は医療保険が必要なのかどうかをチェックしてみてください。

医療保険が必要な人

医療保険が必要な人の特徴は以下のようになっております。

  • 貯蓄が無い人(貯蓄が苦手)
  • 小さい子供が居る人
  • 自営業の人(保証が少ない)
  • 不安な人

医療保険が不要な人

医療保険が不要な人の特徴は以下のようになっております。

  • 貯蓄が十分にある人
  • 会社の福利厚生で保証が受けれる人
  • 掛け捨てがバカらしいと思っている人
  • 給付金が少ないと思っている人
以上のように医療保険が必要な人とそうでない人の特徴はハッキリと分かれています。十分な貯蓄がある人の場合は医療保険に頼らなくても安心ですが、十分な貯蓄が無い場合は医療保険に加入しておいた方が安心でしょう。病気やケガはいつ自分の身に降りかかるかは誰も分かりませんので、万全の態勢で備えておいた方が良いでしょう。

また、会社員と自営業とでは受けれる保証制度も異なりますので、福利厚生のない自営業の場合は医療保険に加入していおいた方が安心です。いずれにしても、本当に自分には医療保険が必要かどうかをしっかりと考えてから加入する事をおすすめします。

医療保険に加入した方が良いのかどうかの判断に困りましたら保険販売員の言いなりになって加入するのではなく、中立的な立場で的確なアドバイスをしてくれる独立系FPに相談する事をおすすめします。最近はインターネットのサービスで無料で相談できるサービスが増えてきていますので、医療保険の必要性について相談したいと言う方は活用してみると良いのではないでしょうか。

独立系FPは保険の専門家でもあるので、医療保険に限らず生命保険、がん保険、個人年金保険等のさまざまな保険についてアドバイスしてくれますので、保険の見直し等の相談もしてみると良いでしょう。

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