生命保険を選ぶときは必要保証額を知る事が重要

生命保険の選び方はさまざまですが、最も重要な事は「自分がどれぐらいの保証額を必要としているか」をまずは考える必要があります。つまり、自分が必要としている補償額を基に逆算していけば、どれぐらいのの生命保険に加入すれば良いのか判断する事ができると言う事です。

保険商品を選択する事も需要な事なのですが、まずは自分が必要とする保証額を算出してみてください。なぜなら、保証額が大きすぎて無駄な保険料を払ってしまう可能性があるからです。自分が必要としている補償額を先に計算しておく事で、無駄な保険料を省く事ができるのです。ですから、必要とする保証額から考える事は、保険商品を選択する事よりも大切な事と言えるのです。

今回は、おおよその生命保険の世帯別の目安と必要保証額の計算方法をご紹介していきますので、生命保険の加入を検討している方や見直しを検討していると言う方は是非参考にしてみてください。

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世帯別に見る生命保険の必要保証額の目安について

死亡保険の必要保証額は家族構成によって大きく異なります。また、それぞれの考え方によっても必要保証額は異なります。以下では必要保証額の計算方法を解説していきますが、まずは世帯別に見てどれぐらいの保証額が必要になるのかを見ていきたいと思います。

独身の場合に必要とする保証額の目安

独身の間は大きな死亡保障は必要ないでしょう。万が一自分が死亡した場合に必要となる葬儀費用分ぐらいの保証額があれば問題ないでしょう。目安となる保証額は「200~300万円」程あれば問題ないのではないでしょうか。もしそれぐらいの貯蓄ががあるのでしたら特に生命保険に加入する必要はないでしょう。

結婚した場合に必要とする保証額の目安

結婚をすると家族が一人増える事になり責任も大きくなるので、多くの方は死亡保障付きの生命保険に加入したり見直しをしたりします。そういった意味では、人生の節目である結婚は生命保険に加入する1つのきっかけと言う事になりますね。

しかし、結婚をした場合でも子供が居ない場合はそれほど大きな死亡保障月の生命保険はまだ必要ないでしょう。自分に万が一の事があった場合を考えると、生活費等のお金でどれぐらい必要かや、死亡保障の必要性を考えると、どれぐらいの保証が必要なのか大体分かるでしょう。

結婚してから子供が生まれるまでの間はほとんど方が共働きをしていると思いますので、そのような場合は夫婦のどちらかに万が一の事があっても生活に困る事は無いでしょう。ただし葬儀費用やお墓代の事を考えると、ある程度の保証額を考えておいた方が良いでしょう。

夫婦お互いに迷惑をかけない為にも葬儀費用やお墓代分ぐらいの死亡保障を付けておいた方が良いでしょう。

また、夫婦2人の場合で妻が専業主婦の場合だと、夫が死亡した時の事を考えると一家の収入が途絶えてしまう事になるので、妻が今後の生活をどのようにするのかによって必要保証額が変わってきます。例えばですが、結婚前に勤めていた会社に戻ってすぐに収入を得る事ができるのか、新たな職場を見つけて収入を得るのか、実家に帰って生活をするのかによって必要な保証額は異なってきます。

このように、結婚をした場合を考えて、先の事を考えると自分たちに必要な保証額が明確になりやすいですね。因みにですが、結婚をした場合の一般的な保証額は「300~1,000万円」となっています。葬儀費用やお墓代ぐらいでしたら、300万円もあれば賄えるのですが、妻が専業主婦の場合でしばらくの間の妻の生活費を考えると1,000万円ぐらいの保証を付けると言う人もいます。

子供が生まれた場合に必要とする保証額の目安

結婚して子供が生まれた場合は「3,000~8,000万円」ぐらいの保証額を付けるのが一般的です。子供が生まれると、より一層責任が重くなりますので、子供が生まれた時には必ず生命保険に加入した方が良いでしょう。子供が生まれると真っ先に考えなければならないのが、自分に万が一の事態があった場合の事です。

一家の大黒柱である夫が死亡した際は、残された家族は生活できなくなってしまいます。そうならない為にも、大きめの潮う保証が付いた生命保険に加入する必要があるのです。また、子供にかかる学費は、幼稚園から大学までを考えると1,000万円以上必要になってきますので、子供たちの為にも死亡保障はしっかりしておいた方が良いでしょう。

参考:子供の学費はいくらかかるのか?幼稚園から大学までに必要なお金

また、生活費に関しましても数十年に渡って必要になりますので、それなりに高額な保証額が必要になるのです。一般的には「3,000~8,000万円」と言われていますが、会社からどれぐらいの保証(遺族年金等)が出るかによって必要保証額が異なってきますので、しっかりと必要額を計算しておくようにしましょう。

参考:生命保険以外の保証制度について

また住宅ローンを利用して家を購入している場合によっても必要保証額が変わってきます。団体信用生命保険等で相殺できるのであれば何も問題ないのですが、利用している住宅ローンによっては団体信用生命保険が付いていない場合もありますので、しっかりとチェックしておくようにしましょう。

以上のように自分のライフステージによって必要な保証額は異なってくることが分かります。また、家族構成や妻が専業主婦なのか共働きなのかによっても必要保証額は異なってくることが分かります。上記でお伝えしました死亡保障額はあくまでも目安ですので、必ずそれぐらいの保証額が必要と言うわけではございませんのでご注意ください。

必要な死亡保障額の計算方法については以下で解説していきたいと思いますので参考にしてみてください。

死亡保険の計算方法

死亡保険必要額は各家庭によって異なります。上記で説明しました保証額はあくまでも目安と言う事にありますので、必ずしも上記のような保証額が必要と言うわけではございません。つまり、自分にはどれぐらいの死亡保障額が必要なのかを計算する必要があると言う事です。以下では必要な死亡保障額の計算についてご紹介していきたいと思います。

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上記のように自分に必要な保証から生命保険以外でもらえる保証を差し引きすると、自分に必要な保証額が大体分かるようになります。

自分に必要な保証額-生命保険以外で受けられる保証額=必要な保証額

自分に必要な保証額の計算方法

生活費

まず一番必要となるものは、残された遺族の生活費になります。自分が万が一死亡してしまった場合残された遺族はどれぐらいの生活費が必要になるのかを計算します。

  1. 現在の毎月の生活費・・・約20万円
  2. 家賃(住宅ローン)・・・約10万円
  3. 子供・・・0歳
  • 毎月の生活費14万円・・・生活費20万円×70%×12ヶ月×22年(大学卒業までの期間)=36,960,000円
  • 住宅費・・・家賃10万円×12ヶ月×22年=26,400,000円

3,696万円+2,640万円=6,336万円(必要な生活費)
※生活費は7割計算
※年数は子供が大学を卒業するまでの期間

上記のような計算で考えると、6300万円程の生活費が必要になる事になります。ただし、団体信用生命保険付きの住宅ローンで家を購入している場合は、住宅ローンの残債が相殺されるので住宅費は必要なくなります。賃貸住宅にお住いの方も、実家に帰って親他と共に生活できると言う場合は住宅費を考える必要はないでしょう。

子供の学資金

子供がいる場合は子供の将来の学費の事も考える必要があります。子供に必要な学費は一人当たり1,000万円程必要になり、進学するコースによってはそれ以上必要になる事もあります。

  • 全て公立で通った場合の学費・・・約1000万円
  • 全て私立で通った場合の学費・・・約2300万円

子供が進学するコースによって必要な学費は大きく変わってきます。詳しい学費に関しましては、以下で紹介していますので是非参考にしてみてください。

参考:子供の学費はいくらかかるのか?幼稚園から大学までに必要なお金

葬儀関連費用

自分が死亡した際に必ず必要となるものが「葬儀関連費用」です。葬儀費用に始まりお墓代等も必要になってきます。こちらに関しましては、一般的に約300万円程で考える場合が多くなっています。

以上が、自分に必要な保証額で残された遺族の為に必要な生活費や、子供の為の学費になります。これらを総額すると「7,500~8,500万円」程必要になる事が分かります。しかし、これだけの保証額が付いている死亡保険に加入するとなると、相当な保険料を毎月支払うことになり生活に支障を来してしまう可能性が高くなってしまいます。

ですから、生命保険以外から受けられる保証もしっかりと計算に入れるようにしましょう。以下では生命保険以外で受けられる保証について解説していきたいと思います。

生命保険以外の保証について

遺族年金

一家の大黒柱である夫が万が一死亡した際は「遺族年金」と言う公的年金制度があります。遺族年金だけで残された家族の生活が補えるわけではございませんが、一定の保証が受けられます。遺族年金には「遺族国民年金」「遺族厚生年金」「遺族共済年金」の3種類あります。

上記の3種類の内どの遺族年金を受取る事ができるのかは、夫の職業によって異なります。また、遺族年金を貰える遺族の範囲も年金の種類によって異なります。会社員の場合は遺族基礎年金と遺族厚生年金の両方が支給されます。

国民年金ご加入の方の遺族年金の受給額
平均標準
報酬月額
配偶者のみ 配偶者と子1人 配偶者と子2人 配偶者と子3人
200,000円 0円 1,004,600円 1,229,100円 1,303,900円
300,000円 0円 1,004,600円 1,229,100円 1,303,900円
400,000円 0円 1,004,600円 1,229,100円 1,303,900円
500,000円 0円 1,004,600円 1,229,100円 1,303,900円
600,000円 0円 1,004,600円 1,229,100円 1,303,900円
厚生年金ご加入の方の遺族年金の受給額
平均標準
報酬月額
配偶者のみ 配偶者と子1人 配偶者と子2人 配偶者と子3人
200,000円 246,645円 1,251,245円 1,475,745円 1,550,545円
300,000円 369,968円 1,374,568円 1,599,068円 1,673,868円
400,000円 493,290円 1,497,890円 1,722,390円 1,797,190円
500,000円 616,613円 1,621,213円 1,845,713円 1,920,513円
600,000円 739,935円 1,744,535円 1,969,035円 2,043,835円
共済組合ご加入の方の遺族年金の受給額
平均標準
報酬月額
配偶者のみ 配偶者と子1人 配偶者と子2人 配偶者と子3人
200,000円 295,965円 1,300,565円 1,525,065円 1,599,865円
300,000円 443,948円 1,448,548円 1,673,048円 1,747,848円
400,000円 591,930円 1,596,530円 1,821,030円 1,895,830円
500,000円 739,913円 1,744,513円 1,969,013円 2,043,813円
600,000円 887,895円 1,892,495円 2,116,995円 2,191,795円

上記を参考に自分が死亡した場合受け取れる遺族年金の保証額をしっかりと確認しておきましょう。

福利厚生

夫が勤めている会社にもよるのですが、社員が死亡した際に会社から遺族に給付金や年金等が支払われる事があります。また退職金等がある場合は死亡退職金として遺族に支払われる事になります。自分に必要な保証額を計算する時は必要な保証内容になりますので、会社側にどのような保証があるのかを確認するようにしましょう。

団体信用生命保険(住宅ローン)

住宅ローンを借りて家を購入している場合は、ほとんどの場合は団体信用生命保険に加入(付帯)しています。団体信用生命保険とは、ローン契約者である人(夫)が死亡した場合は住宅ローンの支払いが免除される保険です。ですから、住宅ローンを利用して家を購入していると言う場合は、住まいは確保されるので住宅費用については考える必要はないでしょう。

以上が生命保険以外で受けられる保証になります。死亡保険に加入していなくても以上のような保証は受ける事ができますので、場合によっては死亡保険が不要と言う場合もあるでしょう。子供が小さい間は大きめの死亡保険が必要になりますが、子供が独立して夫婦2人と言う場合は、それほど大きな死亡保険は必要ないでしょう。

中には、どちらかが先に死亡した場合でも十分に貯蓄があるの生命保険自体が不要と言う場合も少なくはないでしょう。

必要な保証額は減少していきます

その時その時で必要な保証額は減少していきます。例えば、子供が生まれたての時の必要な保証額と、子供が独立した時の必要な保証額とでは全く必要な保証額が違ってきます。ですから、子供が成長するにつれて保険の見直しをしていく必要があるのです。

子供が生まれたばかりの時だと、大学を卒業するまでの22年間の学費とその間の生活費が必要になるのでかなりの死亡保障が必要になりますが、子供が独立した後の夫婦2人の場合だと社会保障制度や貯蓄で賄えるのであれば死亡保険が不要となる場合もあります。

ですから、これから生命保険に加入しようとしていると言う場合は、まずは自分が今いるステージを確認して自分たち家族に本当に必要な保証額を見極めてから保険に加入するようにしてください。もしどうしても分からないと言う場合や、不安だと言うのでしたらFP(ファイナンシャルプランナー)に無料相談できるサービス等を活用すると良いでしょう。

>>FP(ファイナンシャルプランナー)に無料相談できるサービスとは?

死亡保険は必ず必要なのか

死亡保険が本当に必要なのかについて疑問に思っている方も少なくはないと思います。なぜなら、生命保険以外にも「遺族年金」や「会社からの保証」等のたくさんの保証額を受取る事ができるからです。その保証額だけでは足りない時は民間の死亡保険に加入した方が良いでしょう。

また、子供が小さい間はこれからの生活費や学費が必要になりますので、大きな死亡保障を付けておいた方が無難でしょう。子供が成長するにつれて必要な保証額は減っていきます。ですから、子供が独立していると言う場合はそれほど大きな死亡保険に入る必要もなく必要最低限の保証だけ受けとれれば良いのではないでしょうか。

以上のように必要な保証額は各家庭の家族構成によっても異なりますので、それぞれに計算する必要があるのです。保険会社では機械的に必要な保証額を割り出したりしていますが、それが正確な数字ではないと言う事は認識しておいてください。何も考えずに単純な計算をしてしまうと、必要保証額が高額になり保険料が高くなりすぎて支払いが困難になってしまう場合もあるので注意が必要なのです。

それから、住宅ローンを利用してマイホームを購入している場合で「団体信用生命保険」に加入している場合は、名義人が死亡した際は住宅ローンは相殺されるので、住む場所は確保されます。ですから、毎月のローンや家賃の心配が無いのでそれほど大きな保証は必要ないでしょう。

ですから、生命保険以外の遺族年金や会社からの補償等で問題ないのであれば、死亡保険に加入する必要はないと言う事です。

以上のように生命保険を選ぶときに最も重要なのは「自分が必要とする保証額」です。自分が万が一死亡してしまった場合に、残された遺族の生活を守る為に生命保険に加入する必要があるのです。残された遺族が必要とするであろう生活費や子供の学資金をある程度把握しておくと自分がどのような生命保険に加入すればよいのかと言う事が分かるようになります。

生命保険は保険商品を選ぶ事も大切なのですが、その前に自分が必要とする保証額を知る事が重要になってきます。保険会社選びや保険商品はその後で決めれば良いのです。生命保険に加入する際はしっかりと自分が必要な保証額を計算するようにしましょう。

最近は生涯設計のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に無料で相談できるサービスが増えてきているので、そういったものを活用するのも良いでしょう。街中のいたる所に相談錠がありますし、時間が無いのでわざわざ出向いてまではと言う場合はスマホやパソコンからインターネットを利用して相談する事もできます。

保険に加入するかしないかはさておき、家族の為にも生命保険について相談しておくだけでも安心できるのではないでしょうか。

>>保険の新規加入や見直しの相談がFP(ファイナンシャルプランナー)に無料でできる保険無料相談サービス

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